学校端末で使える!学習支援サイト② ~読み書き・国語編~
今回は読み・書きに苦手さを感じる子どもさん向けのサイトを紹介します。
引き続き、「学校で使える~」がテーマなので、
端末のOSに左右されず、
ブラウザで活用できるサイトの紹介と端末の使えそうな機能を紹介します。
学校で使える学習支援サイト② 読み書き編 国語・道徳
かきかたプリントメーカー https://kakikata.maripo.org/
がめんでなぞる https://kakikata.maripo.org/touch/index.html
なぞり書きプリントの作成ツールです。好きな言葉を入力するだけであっという間にオリジナルのなぞり書きプリントが作れます。
これのすごい所はなぞり書きの文字タイプやサイズ、筆順の色、番号の有無など細かく設定することができるところ。
好きなキャラの名前や日記の導入、書きたい分を先生が聞き取り入力して子どもになぞらせるなど、いろんな用途に合わせてプリントを簡単に作ることができます。
また、紙ではなくタブレット画面で直接なぞるモードや、好きな文字を入力すると書き順アニメーションが何度でも再生できるページもあります。
AIテキストマイニング https://textmining.userlocal.jp/
自分の考え・みんなの考えを整理し、見える化できるツールです。
国語の文章でよく出てくるキーワードや、道徳でのみんなの意見をAIが自動化して抽出します。
音声入力も可能。変換の精度も高いです。
デイジー子どもゆめ文庫 https://yume.jsrpd.jp/books
小学校の国語の教科書で推薦している児童書を読むことができます。
読みに困難がある子ども向けなので、ルビあり、サイズ変換、ハイライトなどの機能があります。
朗読でも聴くことができ、読み上げのスピードも調整できます。
ただし、利用するために保護者か先生の会員登録が必要です。
多くの小学校でよく使われています。
デイジー教科書についてはこちらhttps://www.dinf.ne.jp/doc/daisy/book/daisytext.html
アクセスリーディング 文章にルビを振る https://accessreading.org/furigana/
調べ学習などで、読めない漢字が使ってある文章が出てきた場合、コピー&ペーストで該当年生に合わせた文章に変換してくれます。
先生方の授業資料作成にも活用できます。
アクセスリーディングのホームページはこちら https://accessreading.org
登録が必要ですが、読むことに困難がある児童生徒のためのオンライン図書館です。教科書もあります。
Windows10で音声入力する
こちらについては、以前紹介したのでこのページを見てみてください。
<<過去記事 Windows10で音声入力する方法
全国のWindows10の学習用端末、いつ11に上がるんでしょうか。気になります。
なんとWindows11になるとデフォルトでディクテーション(音声入力)と50音キーボードが実装されるのです!
楽しみですね!
授業・校務活用素材ポータル https://kyouzai.jp/
学習用端末がWindowsOSの学校へ向けてのサイト。全国の授業や校務での活用事例がUPされています。
ちなみにマイクラカップを運営している公益社団法人ユニバーサル志縁センターさんがMicrosoftと協力。※2023年11月更新終了
また、Microsoftが「学習に困難のある子どものICT活用情報」を公開していますので、
Microsoftofficeやteamsを使う学校の方は参考にしてみてください。
ChromeBookで音声読み上げする方法
ChromeBookだと、音声入力はGoogleアシストでサクサクいけると思います。
当時、ドキュメントの音声入力の精度の高さには本当に驚きましたし、教員向けのchromebook研修では毎回「おおー!」と声が上がっていましたね。
ですので、こちらは「読み上げ」についてです。
ChromeBookの機能であるchromeVox(クロームヴォックス)を使えば文字を読み取るのが難しくても音で聞くことができます。
学校の端末でもアクセシビリティの設定は個々で変更することができるので、試してみることができます。
いちばん大事なのは、お子さんが使いやすいかですし、本人が使いこなせなけば意味がありません。
この資料も、文字を読むことが苦手なお子さんを持つ、お母さんに聞かれて作成しました。
ChromeBookは私たち親世代はなじみがないので、苦戦すると思います。
このお母さんは何とかお子さんの学習の支えになるようにと学校の端末とは別に
ご家庭用にChromeBookを購入して、勉強されていました。
宿題のプリントを写真に撮り、そこに直接書き込んで提出したりと頑張っていましたが、
「テストの読み上げは保護者が毎回付き添って」と学校に言われたそうで、ICTを使った学習支援の道のりはまだまだ険しいのが実情です。
たくさんの方に、ICTの可能性を知って、目が悪い人がメガネをかけるように
だれでも当たり前に使える日が来ることを信じて発信を続けようと思っています。