備前市文学賞佳作いただきました
わたくしごとですが、この度備前市文学賞随筆部門で佳作をいただきました!
子どもの頃から本を読むのが大好き。
本を読んでいる時は誰が呼びかけても何も聞こえず、家族や友達から呆れられることも多々ありました。
本当に聞こえなくなるので、「なんで声かけてくれなかったの?!」と逆ギレもよくあることでした(笑)
今思えば過集中だったのでしょうね。
そして文章を読むのは得意ですが、実は耳から情報を受け取るのが苦手。
聞き間違えや過集中で呼びかけても反応しないことがあり耳鼻科に連れていかれたことも。
私の子どもの頃は日本の医療に発達障害の概念はありませんでしたから、「聴力には問題ない」で終わってしまいましたが。
本の世界に熱中する事で、なかなか適応できない現実世界から逃げ、羽を休める場所となっていたのかもしれません。
家庭を持ち育児が始まると、なかなかまとまった時間が取れず読書から離れてしまいましたが、仕事や日々の慌しさの中にふと浮かんだ感情を文章に残したいという想いを持つようになりました。
特に自分の中で消化できず、誰にぶつけることもできない怒り、悲しみ、悔しさ。
心の奥底で眠っていた、小さな小さな小石のような違和感。
取り止めもなく綴ったものを今回軽い気持ちで出したところ佳作をいただくことができ、まるでその感情たちが昇華されたようで本当に嬉しく思っています。
冊子にまとめられた自分の作品をあらためて読むと、文章の構成や基本的な作文が稚拙で恥かしく…改めて文章を書くことについてもこれから学びたいです。
あなたの好きなことはなんですか?
あなたのお子さんは?
私は本を読むことが好きでした。
それは単なる趣味であって「好きなことを我慢して今は将来のために勉強をするべきだ」とよく言われました。
まるで、好きなことを我慢することは私の将来を良くすることなのだというように。
子どもの頃に大人からそう言われたことで、少なからず「好きなことをすることは悪いこと」と罪悪感を持つようになりました。
そう言った経験もあり、今の子どもたちには好きなことを思い切り楽しんでほしいです。
友達と遊ぶこと、ゲームをすること、マンガを読むこと、絵を描くこと、スポーツをすること。好きなものを持っている人は強いです。
みらいコードでも、ロボットやゲームが好き、プログラミングや3Dものづくりをやりたいと思っている子どもたちが思い切り好きなことを楽しめる場にしたいと思い立ち上げました。
今しかできない子どもたちの「好き」の力。好きなことに取り組み驚きと発見を通して心の豊かさを育てていくことが理想です。